活用方法と主な事例
パーソントリップ調査では、さまざまな集計をすることができます。
① 原単位関係
・出かけている人と出かけていない人の割合が分かります(外出率)
・1日あたりの平均的な移動回数が分かります(原単位)
・免許を持っている人の割合が分かります(免許保有率)
② 発生、集中交通量関係
・どこで、どのくらいの移動が発生しているのかが分かります(発生交通量)
・どこに、どのくらいの移動が集中しているのかが分かります(集中交通量)
③ 分布交通量関係
・どこからどこへ移動しているか分かります(分布交通量)
④ 端末交通関係
・鉄道利用者の駅まで手段が分かります
・バス利用者のバス停までの手段が分かります
⑤ 滞留人口関係
・どれだけの人が滞在しているのかが分かります(滞留人口)
パーソントリップ調査では、様々な属性情報と組み合わせて集計することができます
① 世帯・個人属性
・免許を持たない高齢者の動き、子育て女性の動きなどを知ることができます
・鉄道やバスをどのような人が利用しているかを知ることができます
・鉄道沿線に住んでいる人とそうでない人の動きの違いを知ることができます
② 移動の目的
~国勢調査でわからない、買物、通院、送迎等の動きも把握できます~
・通勤、通学、買物、通院など移動の目的が分かります
・目的別に人が集まる場所とその場所を訪れる人の居住地分布が分かります
・通勤時に自動車を多く利用している地域が分かります
・若者が仕事帰りに買い物等で集まっている地域が分かります
③ 移動の手段
~道路交通センサスや大都市交通センサスではわからない自転車・徒歩の動きも把握できます~
・短距離での自動車移動が多い地域が分かります
・学生の自転車通学が多い地域が分かります
④ 移動の出発・到着時刻
・朝の通勤時間帯に移動している人と、職場や学校にいる人が分かります
・専業主婦と働いている女性の買物時間の違いが分かります
・お昼に中心市街地に集まっている人がどの程度いるかが分かります
⑤ 出発・到着した施設種類
・病院を訪れる人の居住地分布が分かります
・事務所を訪れる人の交通手段が分かります
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